3人が本棚に入れています
本棚に追加
ばあちゃんはよしよしと背中をなぜてくれた。
「かわいそうに、こげん泣いてから。
お母さんに怒られたと?
なら、なーんも心配することはなか。
ばあちゃん一緒に謝っちゃるけんねえ。
恵美ちゃんはいっつもよう我慢しようよねえ。
ばあちゃんいつも感心しようと」
ばあちゃんは鹿児島からここへお嫁に来たらしい。
だから言葉が私たちとちょっと違う。
ゆっくりしゃべるばあちゃんの言葉は、
私の傷ついた心に優しく染み込んで、お薬のように癒していくみたいだ。
最初のコメントを投稿しよう!