ばあちゃんの膝の上

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「ばあちゃん」 「ん?」 「今日ねお母さんに聞いてほしい話があって」 ばあちゃんはうんうんとうなづいて聞いてくれている。 「今日ね保育園でねお昼寝の時間にゆうじ君としゃべってて、 寝れんくなってしまったん。 そんでずっとしゃべってたら、先生に怒られてね。」 「ほほー」 「"反省の部屋"にゆうじ君と一緒に閉じ込められてしまったん。」 「あらまー」 ばあちゃんは面白そうに聞いている。 「そしたらな、ゆうじ君が反省の部屋の棚の中に肝油っていう のが入ったでっかい缶があるのを見つけてね」 「肝油ばあちゃん知っとるばい」 「知っとるの?たまにおやつに出るよ。まあるくてやわらかくて 甘いから結構みんな好きなんよ」 「うんうん。それで?」 「そんでね、ゆうじ君と一緒に肝油を分けっこして食べた! それはばれんかったよ!」 あはははは!
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