ばあちゃんの膝の上

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ばあちゃんは楽し気に笑った。 「怒られても平気だったと? たいしたもんじゃね。 ばってん、肝油はみんなのもんじゃろ? 黙って食べたらいけんとよ?」 「うん、わかっとる。もうせんよ!」 ほんとは反省の部屋に入れられた時、 怒られて泣きそうだった。 でもゆうじ君とさらなる悪事?を重ねることで なんだか楽しくなってしまって、怒られても泣かなかった自分が ちょっと誇らしかった。 そんな武勇伝をお母さんに聞いてほしかったのだ。 今思えば、お母さんに話していたら、普通に怒られてたかもしれないけど。 怒られて泣くばかりじゃなくなった 自分の成長を自慢したかったのかもしれない。
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