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「優奈殿…!」
黒が優奈の元へ駆け寄ると黒い着物を着た少女が立ちはだかる。
「行く道を塞ぐ無礼失礼します。そして、決して邪魔させません」
少女が片足で地面を踏みつけると、地面がえぐれ、砂利が空を舞った。
ーーー
「…結構ピンチね、まさか鬼があの神様に加勢してるのは完全に予想外ね」
「予想外って…まずいくないか…!?早く助けに」
身を乗り出して優奈の元へ行こうとするが、美蕾に強く肩を掴まれ、止められた。
「バカね、悪いけど私たちに助ける術はないわ。今はね。チャンスが来るまで待つの…!良い…!?わかった…!」
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