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「片脚だけでは物足りぬか、随分と悪趣味だなオマエは」
完全に身動きが取れない。逆さに宙吊りにされたまではよかったが、両足両手、腰が鎖で縛り上げられてしまった。
「この状況で、まだそんな口が聞けるのか」
裂けそうだ。鎖が手足を引っ張る力を強めた
懐かしい気配が近づくのを感じて全身の血が引いていくのを感じた。声のするほうを見ると蒼真が走っている姿を見た
急斜面の崖を降りてきたのであろう、彼の顔と制服は土や泥で汚れていた。
そして、あろうことか、あのムカつくヤツを素手で殴ったのだ
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