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死んだらどうなるのかなんて、真剣に考えたこともなかった。だって考えたところで、答えなんてわかるわけないし。
でもわかるわけはないんだけど〝準備〟はしておいて良かったのかなって思った。
こうなるんじゃないかー、なんて想像してね。
「……は?」
目を覚ましたら、こんな真っ白な部屋の中で大の字になってるなんて、思わないじゃん?
「な、何ここ……もしやの天国!?」
※こういう時、美朝は自分の都合の良い方に捉えがちなのである。
「残念ながら、天国じゃありませーん」
かつかつとヒールの音が聞こえてきて、私は慌てて身体を起こした。だ、誰か居る!
「誰だ!?」
「おー……怖! さすが、十一文字高校の女番長!」
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