葛藤

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葛藤

自分は今まで、格闘技と介護の仕事だけで生きていました。 しかし、現状の環境になる前から、自分は体調を崩し休み休み仕事をしていました。 そうして、謎の不調と闘いながら、父が自分が大学生の頃に見出した執筆の能力を半信半疑で疑いながら、小説を読んで書いていました。 そうして、2020年、新型のウイルスの話をSNSのTwitterで知り、自分には関係ないと何時ものように他人事に思っていました。しかし、時間が経つ事にこの話はドンドン大きな規模になり、遂にはマスクなんて風邪をひこうがインフルエンザが流行ってもつけない自分が志村けんさんの死をキッカケに恐怖を感じ、マスクをつけるようになりました。 あまりにも志村けんさんがストレートに逝ってしまい、ビートたけしさんもニュースで鬱になったと言っていました。だからこそでしょうか、自分は初めて「まだ、死ぬ訳にはいかない」と思いましたし、恐怖を覚えました。 格闘技で何度も骨を折られ、折り返し、素手素足で殴りあっていた空手。あの凄惨の練習をしても恐怖をするのだな、と思いました。そして、それと同時に外出自粛、不要不急の件が出ました。 元々、体調が良くなく、引き籠もりに近い状態だったのでそれほど苦ではなかったのですが、何の因果か近くの医学博士がやっているクリニックで漢方薬、柴胡加竜骨牡蠣湯を処方され、漢方薬なんて効かないだろうと思いながら飲んでいたら、本当に体調が日に日に良くなっていき、今では謎の不調も謎の眠気もほぼ無い状態です。 それ故に、体調が良いのに外へ出れないジレンマが生まれました。少し遠いジムで水泳をしたかったし、筋トレをジムでしたくなりました。そして、日に日に気持ちに余裕が出来て、遠い東海道線の一つ先の温泉に行きたくなりましたし、近くの駅の快活CLUBという漫画喫茶で漫画を読みながら自分の健康に近い身体を祝福したかったのです。 しかし、世界の状況は悪化する一方で日本も遅れて「非常事態宣言」が出されました。 とうとうする事が無くなり、どうしたものかと思った時に、放置していたエブリスタにまた書いてみようかと思いました。その為に自分の契約しているCATV会社にタブレットと4Kチューナーをセットで契約しました。 4Kチューナーはニュースを見て世界の情勢をTwitter以外で知るために、タブレットは売ってしまったパソコンの代わりに打ちやすい大きな10インチのタブレットでエブリスタをやる為に。 そうして、世界が悪化していくにつれ自分はエブリスタに頼るようになりました。そして、タブレットにしてからかログインする頻度が上がり自分の小説が評価され始めました。ずっと放置していた頃のフォロワーさんも未だに応援してくれてますし、新しいフォロワーさんもドンドンできて、遂には嘘か本当か「涙が出ました」と言うページコメントを頂きました。とても嬉しかったです。 しかし、エブリスタは若い方が多いのか、辞めてしまう方も多く今のところ合計5人エブリスタから去りました。自分はまだエブリスタに腰を据えてからは1ヶ月と少しですがその短期間で5人です。早すぎるし多すぎます。寂しい気持ちにもなりました。 それと、自分は初めて動画配信サービスのNetflixに契約しました。そこである作品出会ったのですが、元々は小説原作なのですが、それをアニメーションになり今もまだ途中なのです非常に素晴らしい作品でいい歳になって泣いてしまいました。自分は一体何をしているのだ、と思いながら。こんな素晴らしい作品であって、今は体調が良いくせに「外出自粛」を言い訳に謎の眠気では無く「自発的に」「暇だから」という理由で昼寝をしています。 つぶやきでも、手を抜いてすいませんと書くと、心優しいフォロワーさんはイイねをくれます。 どれだけ支えられてるか……。 今はプロを、父が言うように本気でプロ作家を目指すべきか健全にコロナが終わった頃にバリバリ働くかを葛藤しています。 しかし、つい最近「非常事態宣言」が更に延びTwitterでも、大好きな声優さんたちや音楽家さんも新規の仕事がないようで、更には元々の領分の格闘技も無観客試合という現状。 だから、自分は思いました。このコロナの問題を悲観的に捉えず、「自分」が「どう生きるか、どう生きたいか」を「考える期間」だと前向きに捉えました。 だからこそ、自分はエブリスタで書いて文章力を鍛えいつかどのような結末になるかは分かりませんが羽ばたけることを夢見てこの辛い状況の世界と共に生きようと思いました。
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