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2019年〔JANUARY〕
【初春に、閑散を射た】
終点下車。駅の外に出ると、世界が薄暗いので、ちょっと驚いた。まだ夜が明け切っていないのだった。職場に向かう途中、いわゆる「ファミレス」に寄った。新年二日目。営業している店も少ないだろうし、もしかすると、普段よりも賑わっているのではないか…と、予想していたのだが、実際はガラガラに空いていた。禁煙席にも喫煙席にも客の姿はなかった。
壁際の席に陣取り、朝飯を注文した。店番のおばちゃんが、暇そうな顔で、暇そうに応じてくれた。席を立ち、セルフサービスの日替わりスープとコーヒーを取りに行く。
席に戻り、コーヒーを飲みながら、返信メールを作成したり、昨日撮影したセピア写真を眺めたりしていた。そんなようなことをしている内に、料理が運ばれてきた。
味はさておき、ライスを皿に盛りつけるのはやめてもらいたい。食べ難くてしょうがない。丼を出せ。とか云いながら、結局、全部食べてしまった。二杯目のコーヒーを飲んでから、代金を払い、レストランを出た。
午前の仕事を終えてから、売店に行った。我らが職員食堂は、今日も休みである。休憩広場もガラガラの有様で、気がつくと、広場の上空に閑古鳥が飛び交っていた。窓際の席に陣取り、サンドイッチを食べた。食後、コーヒーを飲みながら、怪魚伝、第10話「遺言」を読み始めた。
読後、休憩ルームに行き、約五分仮眠。今日の眠りは浅かった。別に病気ではないが、体の調子が少々狂っているようだ。昨年末から、不規則な生活が続いているからだろう。あるいは、室内が「静か過ぎる…」のが原因かも知れない。ともあれ、文句が絶えない男である。〔2日〕
[Quinもわさんのコメント]
文句言えるうちはまだ元気とも言えるかと。特に予定やら行事がないと、正月のこの雰囲気というのはちょっと調子狂いますよね。
[闇塚の返信]
楽しんでしまえばいいんでしょうけど、仕事中ですからね。そういうわけにもいかんのです。
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