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「へー君、いてね? 寝るまで、いてね?」
「ああ、いる。大丈夫だ」
そう答える俺に、安心したように笑って伊吹は眠りに落ちていた。
再会するまでは子供だからかと思っていたが、今もああして具合が悪そうにしているところを見ると変わっていなさそうだ。
(とは言え、俺は昔と違って無茶苦茶、避けられてるけどな)
背こそ伸びたが、眼鏡は昔からかけている。とは言え、我ながら地味なので入学式で見かけた時、何も言われなかったので最初は忘れられたかと思った。
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