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沙耶香の尻に敷かれていそうだが、アイツなら沙耶香を大事にしてくれるだろう。 何だろう…元彼女が俺のよく知る人間と付き合うというのは、どうもソワソワする。 沙耶香のことが嫌いで別れたわけじゃないからだろうか。 こんな事を言ったらパンチをくらいそうだが、何だか横取りされた気分だ。 別れた上に新しい彼女もいるのにこんな気持ちになるんだから、沙耶香にとって星姫ちゃんの存在はどれだけのものだったのか。 気持ちを考えたら…今の俺達の関係はつくづく沙耶香のお陰だと痛感する。 あっ、そうだ。 スケジュールを見てみるか。 入江さんは添乗の泊まり、松沼君は夕方には外周りが終わるようになっている…松沼君か。 そうか、松沼君なぁ…松沼かぁ。
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