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「ウチの名前は、山城亜紀。こう見えてもウチは、織田組組長代行である山城組組長、山城健成の嫁で、女やから大丈夫やで」
そう言われたのが不思議で高津さんを見る。
「私も驚きましたが、真実の様です」
ハスキーな声に整った顔の人。
まさか、女の人とは思わなかったのが、私の本音。
「高津さんと一緒に、ウチに着いて来て欲しい」
「蓮華さん、親の許可も出ているので一緒に参りましょう」
お父さんの許可が出てるなら断る理由がないから『はい』と答え、クロゼットから白いバックを取り出し、部屋を出た。
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