(32)

18/33
前へ
/748ページ
次へ
屋敷の外に出ると、見た事のない黒い車の後部座席のドアを開けた人が『この車に乗って』と言ったから『はい』と答え、それに乗り込む。 そして運転席に乗り込んできた人が言った。 「ウチの事は、アキと呼んでくれたら良いからな」 その言葉を聞いて頷いた私。 「悪いけど、蓮華の過去をウチは知っているんや。 だからと言って、脅迫する気はない。 ただ、1人では余りにも無力。 一緒に戦う仲間を、ウチは蓮華に紹介したいから、山城組組長と一緒に織田組の組長に頼んだ」
/748ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1754人が本棚に入れています
本棚に追加