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3年生になった大翔は、受験のプレッシャーからか、しばしば情緒不安定になった。
「ああもう! 解んねぇよ、こんなの!」
「大翔くんなら、大丈夫だって! ほら、もうすぐ解けるから!」
そう言って、癇癪を起す。
「でも、問題が何訊いてるのかも、解んねぇんだもん……」
「落ち着けば、解るよ。もう一度、読んでみよう、ね」
こう言って、涙をこぼす。
そして、さらに深い関係を楓に求めるようになっていた。
「先生、はぁ、はぁ、気持ち、い? なぁ、俺、巧い?」
「ん、ぅんんッ! いいよ、すっごく気持ち悦いよ。大翔くんっ」
腹這いで、後ろから貫く大翔に身を任せる楓。
勢いだけで突いて来る少年の性は、粗削りだがその必死さが愛おしかった。
正直、痛いし、辛い。
だが楓は、大翔の好きなようにやらせていた。
きっとこれが、彼の唯一のガス抜きなんだ。
そう考えて、揺さぶられていた。
「んッく! 先生、ナカ出ししていい? いいよな!」
「いいよ、早く来て」
喉奥で唸りながら、大翔は射精した。
体内に注がれて広がる精の温かさを感じながら、楓は熱くなった頬を両手で覆った。
「ふぅ。はぁ、あ……」
やっと、終わった。
週に4回、そんなことを繰り返していた。
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