存亡を掛けた大戦争

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存亡を掛けた大戦争

身支度を整え、愛刀を腰にさす 私達がしくじれば 世界が終わる ………世界の危機 ノルヴェアが全ての魔導兵器を発動させた時 そのタイミングで8人同時で 印を発動させる 辺りが真っ白な光に包まれれば成功 「シアン様、時間です」 シ「わかった…先に行ってて」 覚悟を決めないと 必ず成功させよう そして神様にお願いしよう 戦争もなく能力がない世界を ヒ「やっと来た」 フ「寝坊か?」 ガ「まぁまぁ…時間通りだよ」 こ「そろそろ行くか!」 ノルヴェア国へと向かう 宣戦布告はもうしている ノルヴェアに着けば戦争が始まる 「皆様、ノルヴェアに着きました」 戦争の始まりだ シ「氷月」 能力を発動させ 愛刀を鞘から抜く そして氷を纏わせ 敵陣に切りかかる ノルヴェアが魔導兵器を発動させる その時まで耐えなければ インカムにおかしな音が紛れ込んだ 誰かの断末魔 しかも聞き覚えのある声 シ「ヒラ、フジ!?」 ヒ『ご…めん、ダメ………だっ……た』 ガ『ヒラくん!フジくん!』 シ『ガッチさん!』 ……最初からわかってた 私達がかなうはずがなかったんだ ヒラとフジとガッチさんが死んでしまった 辺りが光に包まれる シ「何!?」 正体は魔導兵器だった 放たれた後で間に合わなかった ああ、私も死ぬのか…… ごめんなさい、イヴ様 キ「危ない!」 キヨの声と共に吹き飛ばされた 目を覚ますとキヨとこーすけ、レトさんが 倒れていた シ「みんな…?」 脈を確認すると全員…脈はなかった ねぇ、神様…いるんでしょ? 私を犠牲にしていいから みんなを平和な世界に転生させてよ 「良かろう」 辺りが真っ白な光に包まれる 白い神殿へと飛ばされる シ「……」 「本当にそなたが犠牲になっても良いのか?」 シ「ええ、私を犠牲にして 能力もない平和な世界に作り直してよ! そしてキヨ達を転生させて 私はずっと転生出来なくてもいいから!」 「ふむ、願い承ろう だが、そなたも転生せよ」 シ「!」 「だが、そなたらの記憶は消えぬ 少し辛いが耐えよ」 シ「ありがとうござい…ます」 「そろそろ、時間じゃ 妾と会う時はもうないじゃろう 達者でな」 その言葉を最後に暗い空間に落とされた
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