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《政宗さまと小姓とのお話》
衆道シリーズ伊達政宗さまの続きです(^o^)
画像は政宗さまがいち小姓に当てた恐ろしく長い謝罪文です(^^;;
政宗さまは若い頃より文を書くのがお好きで、あちらこちらに直筆のお手紙がたくさん残っています(*^^*)
さてさて、政宗さまがなぜこのような長文お手紙を書く羽目になったのかというと…
また酒の席でやらかしため(^^;;
政宗さまは酒に弱く、お酒を飲みすぎての失敗談が結構あるのです。
時は政宗さまが51、2才のまあまあ良いお年の頃、その頃にも十代のピッチピチな美少年、作十郎という小姓と仲睦まじくされていたようで…(元気やね〜)
ある日、落とし文で、作十郎に横恋慕する輩がいると密告を受けた政宗さま、愛する作十郎が他の男になびくはずがない…と思いながらも、いい年でもあるし…作十郎も若い輩と睦言にふけっているのではないか…自分から気持ちが遠のいているのではないか…と日が経つうちに疑心暗鬼になり、悶々と悩む政宗さま…
ある飲み会の席で、酒の力もあり、日頃溜め込んでいた作十郎への疑心がついに噴出してしまい…
おそらくこのようなやり取りがなされたご様子↓
荒れて大酒を煽る政宗さまへ作十郎が…
『殿、深酒は身体によくありません、そろそろおやめになられた方が…』
『うるさい!!わしに指図するなこの浮気者!!』
『!?』
『わしが知らんとでも思っておるのか、わしと契りを結んでおきながら他の者と関係を持つなど…!』
『いったい何をおっしゃって…?殿は何か誤解しておられます、私は決して…』
『ええい!お前の話など聞きたくない!話ならその浮気相手に聞いてもらえ!この尻軽男が!!』
『……!』
『興醒めだ!!もう寝る!!』
とまぁ、どうやら一方的に作十郎へ不満をぶつけてしまった政宗さま(^^;;
作十郎にしてみれば、思わぬ誤解で疑われ、非難され、かなりショックだったのでしょう…
翌日。
政宗さまへ血糊のついた起請文(誓詞)を送ったのでした。
起請文とは、神仏に誓い、無実を証明し、偽りがあれば神から罰を受けるという誓詞で、作十郎は身の潔白を示すためこれをしたため…
さらに当時衆道のうちわで流行っていた、「腕引き」をおこない…
「腕引き」とはおのこ同士のお互いの変わらぬ愛の確認のため、腕や股を傷つけて愛の証を立てる行為。
作十郎も、手紙を預ける際に、その者の目の前で腕引きをおこない、腕を短刀で突き、起請文に血糊を撒いて、政宗さまへの変わらぬ愛を証明してみせたのでした。
これを受け取った政宗さま、二日酔いなど吹っ飛ぶほどに驚き、慌てふためき、「わしはなんてことを言ってしまったんだー!」と作十郎へ長いなが〜いお詫び文を書くハメになったのでした( ´ ▽ ` )ノ
政宗さまが作十郎へどんな内容の謝罪文を送ったのか…
書いていたら長くなるので、今回はこのあたりで切らせていただきます(^^;;
長々駄文、ここまで読んでいただきありがとうございました(*^^*)
この文だけでも政宗さまのおちゃめぶりが伺えますよね〜!
ほんと史実政宗さまはユニークで面白いお方ですo(^_-)O
もし手紙の内容が気になる方がいましたらコメでも催促してやってください(^^;;書く気になるかもしれないです(^^;;なければスルーとスルーで(笑)
お付き合い、&評価、しおり&コメありがとうございますm(__)m
あ、作十郎と政宗さまのイラストなど書いてくださる方などいらしたら嬉しいな〜( ´ ▽ ` )ノ
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