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証人台
弁護士「この盗作疑惑の件について 被告人が盗作したわけじゃ無い事を裏付けるため!
被告人のライブに行ったと言う人物を証人としてお呼びしております」
弁護士「入廷を宜しくお願いします」
証人「あー どうもどうも」
弁護士「今日は忙しい中 ありがとう御座います」
弁護士「裁判長! この証言者が被告は盗作などしていないと断固として言える!と証言してくれる方です」
証人「のちに・・・ なぜか わかると思いますが、名前 年齢 職業 秘密で宜しくお願いします」
被告人「え?なんで??」
弁護士「はい それは伺っております あんなライブに行った事が皆に知れたら恥ずかしい と言う事ですが」
被告人「え?!ちょっと待ったぁ!どう言う事!どう言う事!」
裁判官「被告人は静かに!」
被告人「はい~ すみません・・・」
弁護士「えーっと?アナタは被告人のユニット ハワイアンガマ油のライブに行った事があると言う事ですが」
証人「はい!行きました! あのハワイアンガマ油のライブが盗作だなんてとんでもない! 」
被告人「ありがとう・・・」
証人「パクッてあの低度なら もう音楽なんてやめたほうが良いです!ヒドいライブでした!」
被告人「異議あり!」
弁護士「あ いや それは弁護士である私が言いますから」
弁護士「あの~ 証人に来てもらって 異議あり! って異例ですよ」
証人「もし!彼女が盗作したと言うなら!もう少しマシなライブになっていたはずです!」
被告人「あ いや!あのね!」
弁護士「あの・・・そんなにひどかったですか?」
証人「はい ユニット名と同じぐらいヒドイライブでした」
証人「たしか被告人のライブの感想を包み隠さず話して良いんですよね?」
弁護士「もちろんです! あなたが感じた事 見た事聴いた事を全て話して下さい」
被告人「はいー! あくまで貴方の感想ね! 楽しんで来て下さってるかたもいますので 皆さん!あくまで彼の感想ですよ!」
裁判長「被告人は静かに!」
証人「では ライブの感想を包み隠すこと無く話します!」
証人「私の感想では・・・・・」
証人「ストレス意外に何も無いライブでした」
証人「正直 今日は体調悪いのかな?と思いました」
被告人「いや!体調悪かったんだよ!きっと!」
証人「ところが 苦痛の中 やっとライブが終わり ライブをやってる店から出た瞬間! 魂が解き放たれるかのように元気が出て来たんです! 2回行って2回ともそうでした」
弁護士「1回行っただけで判断するのはかわいそうだと 2回ライブに と言う事ですよね?」
被告人「へーぃ すいませーんでしたぁー」
証人「・・・・・あやまってもらっても・・・
私の金銭 時間 気持ちへの損害は消えません」
弁護士「裁判長! そんな 金銭 時間 気持ちへの損害だと言わしめるようなライブ」
弁護士「はたして 盗作をしてまでやったライブと言えるのでしょうか」
被告人「おーい!弁護士さんまで」
弁護士「原告のミーさんのライブはそこそこの人気です!しかしながら証人は 被告人のライブで微塵も楽しむ事無く ストレスのみを抱えていたんです! パクッたとしたなら 少しは楽しめるライブになるはずでは!」
被告人「それ ただの悪口ですよね!」
弁護士「いえ! 楽しいって感想があるように! これは証人から貴女のライブに行った感想なんです!」
証人「あの ライブの感想を言って良かったんですよね??」
弁護士「もちろんです! 良い証言が取れました! ありがとう御座います!」
被告人「ありがとうじゃないよ!」
被告人「無実が証明されるたんびにキズつくわ!」
証人「1人じゃない キズを負ったのは俺も同じだよ」
被告人「やかましいわ! 優しくキズをえぐるな!」
弁護士「あと・・・ライブに来ていた他の人達はどんな感じだったのでしょう」
証人「20人ぐらいしか入らない店でのライブだったのですが・・・」
被告人「いや ギューギューで25人入りますから」
証人「来てたのはお客さんは・・・15人でした・・・」
被告人「いや・・・20人しか入らないかな~」
証人「その15人のうち2人はご両親でした」
被告人「言わなくていいから!」
証人「彼女は歌の先生もやってるので
7人は生徒さんでした」
証人「私とご両親 そして生徒さん以外
5人だけが楽しんでました」
被告人「異議あり!」
弁護士「待って下さい これは貴女の無実を証明するための証言ですから
被告人「カァ~!!」
証人「あのライブを楽しめるセンス!私には理解できませんでした!」
証人「それだったらカラオケで可愛い女の子にギャラを払って自分の好きな歌を歌ってもらったほうが価値があります」
被告人「うぉーい!」
証人「これは あくまで自分の評価ですが
彼女は歌のレベルだけが高い 素人です」
被告人「うおーい!」
証人「ご両親も不快な思いで兵庫県まで帰りました」
被告人「私パクりました! パクッて失敗したんです!」
弁護士「嘘を言わないように」
この後 裁判を起こしたミーのマネージャーは被告人の彼女を無罪にしてくれと頼んで来たらしい
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