初夏、泉
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初夏、泉
先端の尖った黒い鉄柵が 学院をぐるりと取り囲んでいた。 鉄柵の隙間からは 溢れるように 瑞々しいクチナシの若葉。 葉陰で白い蕾たちは 夢見るように寄り添いつつ 少しづつ、ほころび始めていた。 盛りになると むせるほど濃厚な香りのクチナシ… 今はまだ、ほのかな香りが 初夏の風に 微かに 混ざっているだけ。
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