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「里空と言う少年」
〇三本松中学校 校庭
春
体育の授業
校舎の前にある
広い校庭
里空のクラスが
体力測定の最中
校舎の窓から
上級生が見つめる
沢山の視線の中
５０メートル走が行われる
学校でもトップの
運動神経の高さを
見せつける里空
女子達からの歓声
方々の称賛に応える里空
自然体を装いつつも
神崎を探す
周りの女子生徒に囲まれながら
尊敬の眼差しと拍手を送る神崎
デレる里空
穗村は嫉妬の眼差し
里空「（語り）
俺の名前は里空
どこにでも居る普通の中学生だ」
下校時刻
駆け足で校舎を出る
沢山の新入部員の勧誘に
断りながら校門へ向かう
竹刀を両手に現れる穗村
里空に１本放る
穗村「我が生涯のライバル海部里空！
今日こそお前を倒す」
里空「（呆れる）」
穗村「あっ！面倒臭そうな顔！」
構える穗村
突っ込む里空
穗村「行くぞ！」
降り掛かる穗村
すり抜ける様に斬撃を交わし
通り過ぎる
竹刀を天に放り
そのまま校門へ逃走
穗村「コラ！逃げるな！相手しろー！」
里空「悪い！また今度な！」
地団駄を踏む穗村
里空が放った竹刀が脳天を直撃
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