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黒より白?
一体何の事だろう。
眉間に皺を寄せて怪訝な表情で芽維君へと視線を伸ばす、そんな私とは正反対に愉快気に口角を吊り上げた彼が、不意に私の背中を指先で撫でた。
ううん、背中と言うには語弊があるかもしれない。
正確には、ランジェリーのフック部分を撫でられた。
そこで漸く相手の言葉の意図を理解した私は、全身から火が吹くじゃないかと思うくらいに熱くなった。
黒より白って…。
それって……。
もしかしなくても……。
私の本日の下着の色だ。
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