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自室に響く私の弱気な声。
手に持ってる私を起こしてくれたスマホの画面に表示されている、『新着メッセージ1件』の表示にじわりと涙が目に浮かぶ。
ベッドから上体を起こした私の、派手に立っている寝癖を映すドレッサーの鏡になんて目もくれず、私は恐る恐る新着メッセージに触れた。
『今日はちゃんと10分前に起きられたね。偉いね、林檎ちゃん。』
たった二文。
されど二文。
その内容に戦慄が走って、とうとう私の目から涙がポロリと零れ落ちた
「うわぁああん!もう一体誰なの?ねぇ怖い!怖いよ!」
泣き叫びながら部屋を見渡すけれど、盗聴器っぽい物も監視カメラっぽいものも見当たらない。
一度業者さんにお願いした事があったけれど、やっぱり見つからなかった。
♪♪~♪~♪~
軽快なメロディと振動で、新たなメッセージを受信したよとスマホが知らせてくれる。
もういつもの如くやけくそになってそれを開けば。
『泣いてる林檎ちゃんも可愛い。食べたいかも。』
とんでもない変態な文字が躍っていた。
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