溺愛ダーリン

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溺愛ダーリン

「やっ、あだ、むっ、こんなとこで、だめっ……ぁあ」  アダムが帰国した翌日、昼休みに職員用トイレに連れ込まれた鈴は下半身を露出され、剥き出しになったペニスを唇であやされていた。 「そんなこと言いながら、こっちは喜んでいるよ」  ずるずると音を立てて啜り上げられると、アダムの言った通り先走りを漏らしていることを知る。 「だって、あだ、むがっ……」 「最初から僕の愛撫は気持ちいいみたいだったもんね。どう?そろそろ僕の気持ちに答えてくれる気になった?でないと最後までしてあげないよ」 「あっ……」  唐突にペニスを解放されると、思わず残念そうな声を漏らしてしまう。  本当はアダムが帰国したら自分の想いも伝える気だったのだが、なんとなくタイミングを逃したのもあり、またアダムに熱烈な愛を囁かれているという今の状況を楽しみ出したせいでまだ伝えていなかった。  だが、自分の気持ちを伝えないと、望んだもので体を突いてもらえないのならば、言うしかない。意を決して口を開きかけたが。 「ん、……んむっ」  突然アダムの濃厚な口付けが降ってきて、何も言うことができなかった。  どうして、という意味を込めて見つめると、アダムは微笑んで。 「レイがもっともっと僕なしでいられなくなってから言わせても遅くないかなって。僕の愛でぐずぐずに蕩けた顔をするレイを見るのが好きだから」 「あだ、むっ、……でも、ほしぃ、から」 「大丈夫。最後までしなくても楽しむ方法はたっぷりあるから。お楽しみは後に取っておこう。ね?」  意地悪なことを言いながらも、自分を愛おしそうに見つめるアダムの顔を見ていると、怒るに怒れない。  むしろ、最後のお楽しみまでたどり着くまでに、どんな方法で鈴を蕩けさせてくれるのか、それを想像するだけで期待に股間が熱くなって叶わなかった。
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