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秘密
私と沙綾は私の部屋へ行き話をする事になった
「ねぇ、沙綾、聞いて」
「なになに?」
私は沙綾に誘拐されたときになりをされたかを話した
そして誘拐犯に恋をしてしまったことを話した
「沙綾、私おかしいよね、、」
沙綾の顔を見ると沙綾は泣いていた
そしてこう言った
「つらかったね」
「彩月がそう思うなら力になるよ」
沙綾はそう言った
「沙綾は私の最高の友達だよ」
「ありがとう」
気づくと私たち二人は泣いていた
静かにこの場の空気を濁すように泣いていたのかもしれない
やっぱり誘拐犯に恋をしたら、、、いけないの?
「沙綾は私の部屋に待ってて」
沙綾は言い待ってるよって言ってくれた
私はリビングにいるお母さんとお父さんの元へ行った
「お父さん、お母さん、」
「どうしたの?」
お父さんがそう言う
「2人とも、私ね」
私は誘拐犯にされたこと
そして恋をしてしまったことを話した
2人とも最初は驚いていた
でも2人は私を睨んだ
とっても怖かった
そしてお父さんは言った
「がっかりしたよ」
私は心の中で思った
当たり前だよね、、、
お母さんは黙っていた
でもお父さんに言った
「でも私は彼のことが大好きなの!」
「どうしてかは分からない、でもこの気持ちには嘘はないわ!」
かなりの大声で言った
お父さんは黙ってもいられなかった
「お前はバカなのか!」
「そんな奴に恋をしたなんてバカにも程がある!」
そうお父さんが言うと
「やめてあげてください!おじさん!」
そう言ったのは沙綾だった
きっと大声で言ったとき心配で来てくれたのだ
そして沙綾は言った
「彩月はなにも悪くない!恋をしたっていいじゃあないですか!」
「彼女の気持ちに嘘はありますか?」
「大切な恋に邪魔しないであげてください!」
沙綾が言うとお父さんは黙ってしまった
私は沙綾の言葉に涙してしまった
ここまで私の味方してくれる沙綾に泣いてしまった
そしてずっと黙っていたお母さんが言った
「お父さん、彩月の好きにさせてあげてください」
「たとへ間違った道に進んだとしても私たちが直せばいいんですよ」
「で、でもー」
お父さんはまだ納得はいかなかった様だけど最後には分かってくれた
私は味方してくれた沙綾に
「ありがとう、沙綾、本当にありがとう」
泣きながらそう言った
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