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1人の悪魔
私はなぜここに居るのか分からない
でも生まれてからずっとここにいるはず
私には感情と言うものを知らない
幸せとはなにか、悲しいとはなに、楽しいとはなにかも
私はいつも1人 でも退屈はしない
だって感情なんて知らないから
ここにいて何があるかは
全部知っている
小瓶に閉じ込められてていつも天気は夜いつも三日月が見れる
そして彼岸花が咲いている
ここに居れば何も感じない
お腹が空くとか知らない
生まれてから何も食べてない
そして私以外の悪魔にもそもそも人1人も見たことない
私はこの小瓶の空気の1人だ
でも小さい頃に外を見て見たいと思った
小瓶からは外は見えないから1度でもいいから外に行ってみたいと思った
でもそんな願いは届かない
私は永遠にここにいるんだと思う
悪魔には寿命はないから
これからもずっとここに居よう
どうせ出られないならここに居ようそう決めていた
でも時々思う外の世界はどんなものかと
でも行きたいとだけは思わなくなった
だって願っても出れないから
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