西の空のさびしんぼう

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漂う雲がささやくように、モックじいさんの質問に答えました。 「どうしても、そうしなければならないからです。今もわたしたちがこうすることで、地上の人々は去りし今日に手を振って、明日に想いをはせることができるのです」 それを聞いたモックじいさんは、雲たちをとてもほこらしく思いました。
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