西の空のさびしんぼう

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「しかしどうしておまえたちが、そんなことをせねばならん」 「きっと誰かのためになるからです」 モックじいさんは、やっぱり同じことを聞きました。 「おれはおまえたちの言うことがさっぱりわからん。どうしてそんなことをするんだ」 少しずつ暮れていく空を満足そうに見つめながら、雲は言いました。
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