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北の国から 無農薬の愛を込めて
紫色のラベンダーを
畑のあぜ道に植えながら
泥まみれの長靴で
かがみ込む おまえの田舎訛りな言葉
青空に浮かぶ羊雲のように
つかみどころのない おっとりした魂と
ふわふわ まあるい体に 揺れる紫の小花
俺はおまえの作業着のポケットから
隠し持っている オヤツを奪う
果てしない広い大地の 北国は
一人で生きて行くには寒すぎる
巡り会えた 羊みたいに大らかで野生的な
天然お気楽な おまえと二人なら
地産地消で無農薬の美味いものを
腹いっぱい食って溶かすだけ
畑の片隅でもらす おまえの放屁は
花言葉と同じ 沈黙で 俺を苦笑させ
決して飽きさせない田舎くさい笑顔で
永遠に コメディアンやってろや〜
おまえと俺の汗まみれの体で
お日さまの光を浴びながら
玉ねぎ 人参 じゃがいも 育て
白い雪が降る冬は 抱き合って眠る
今夜もきっと よく眠れるぜ
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