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「焼き鳥美味しかったぁ♪」(笑)
「オジサンの焼き鳥は
世界一だから♪」(笑)
信
も頷いて、
毬枝の右手を握り、毬枝を
中心に3人で、家路へと向かいます♪
新居までは、歩くと30分くらいはかかりま
す♪ そんな道程を信は、あたしと毬枝に新
作のあらすじを話してくれて、此の作品は、
あたしと信がモデルだと促しました♪
「えっ、ママと信兄がモデル……」
タイトルは、『落葉樹の木漏れ日…』で、
売れっ子小説家のあたしと、近所に住む予備
校生の信の恋愛物語で、然も、2人は叔母と
甥の関係………
「へえぇ~~、凄い♪」
「ママは35歳で独身♪
名前は、あや子で平仮名の
あやに、子供の子♪
顔立ちはママに似せるけど
ね♪」
「へぇ~、ママがモデル
かぁ~~♪
ぢゃあ、信兄ゎ?」
毬枝はもぉ、すっかり遠慮が無くなって、
信を本当の兄と慕い、信は妹みたいな娘と、
自意識を抱いています♪
「信兄は……
あたしも出て来る!?」(笑)
毬枝のマシンガントークに、信はタジタジ
ですが、きちっと応えて毬枝の興味を注いで
います♪
「構想的には、一話一話が
短編で、漫画で読むと2~3
頁ぐらいの話だから、毬枝を
出すなら、妹かな……」(笑)
「ぢゃ、ぢゃあ、次の作品ゎ
あたしを主役にして♪」(笑)
毬枝は中学3年で、あたしと並んで、今に
あたしを抜いて、家の中ではあたしが一番の
チビになってしまうでしょう♪
「そうだね♪
毬枝を主役に書くのも面白
そうだね♪」(笑)
垢抜けして、最近の信は徹夜続きだったり
とか、時間が不規則になりがちで、出会った
頃より顔もシャープになって、髪型を変えた
のが何より、信を別人へと変えて、あたしは
嬉しい反面、出会った頃が懐かしいです♪
「僕の役は予備校に通う
学生で、2人は叔母と甥の
関係なんだ♪」
「叔母さんと甥かぁ♪
で、信兄の小説ゎ恋愛が
テーマだから、付き合って
カレカノになっちゃうとか
だ……
アハッ♪ アハッ♪」(笑)
屈託の無い笑みで、あたしと信を交互に見
て、あたし達の表情を楽しんでます♪
時には頬を脹らませ、話が先に進まない
と拗ねてみたり、兎に角、毬枝を飽きさせ
ないようにと、信は気を遣って、気づけば
もぉ川沿いを歩いていて、新居まで15分
ぐらいです♪
信との入籍は、法律上、未だ届けられませ
んが、其れはあたしも心得ています♪
元旦那と別れて一月足らず……
あたしが妊娠してて、既成事実を誤魔化す
とかを防ぐ為ですが、元旦那との間には、夜
一緒の布団に寝る事も、会話も無い仮面夫婦
でしたから、百パーセントあり得ません♪
信と別々の部屋にしたのも、そんな疑いを
防ぐ為です♪
「片付けは明日ですね♪」
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