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エピソード 1
S
市。郊外にある
○○○大学に通う篁眞は、此の
キャンバスの2回生で、其の容姿は今時の
何処にでも居る極、普通の19歳の男子生徒
である♪身長は172㎝とまあまあ背丈は、
小さくも無く一般的な背丈で有り、顔も悪く
は無いが、モテるタイプでは無い♪
キャンバス内でも目立ったキャラでは無い
為、女子生徒に騒がれ、追っかけられる事も
無いが、本人も同世代の異性には全く興味を
示さない、異彩を放つ青年である♪
大学生活にマンネリ化を覚え、将来設計も
見えていない♪ボロアパートに帰っても只、
ぼんやりしてるだけ、特に此れといったアル
バイトもせず、ニート生活を続けていた♪
「所持金も2千円かぁ……」
キャンバスを出て、自転車で片道30分の
通学コースの途中、行き付けとなったコンビ
ニで飲み物と一番安いカップ麺を購入して、
コンビニの前で飲食♪
学食のA定食が400円で、月曜から金曜
までは所持金で賄える♪然し、学食だけでは
1日が賄えない♪
朝と夜、其れに飲み物代が入れば、2千円
ではとても遣り繰り出来ない♪
今、コンビニで400円ちょっと使って、
残りは千円と小銭が何百円♪
「あぁ~、地獄だあ~~♪」
頭を抱え、天を仰いだ時、視界に1人の女
性の顔が飛び込んで来た♪
「なに、この世の終わりみたいな
顔しちょって♪」(笑)
「へっ!?」
視界に飛び込んで来た女性は、大学の食堂
でパートとして働く、シングルマザーのおば
さんで名前は香織といい、最近、親しく話す
ようになった、人の良さそうなアラフォー女
性である♪
「どしたん?」(笑)
「なんだ、かおさんかぁ♪」
「何ね、あたしやったら?」
眞は首を横に振り、香織さんには関係無い
事だと、彼女の介入を遮った♪
「知らない仲やなし、あたしに
話しちょう♪」(笑)
「否、いくら、かおさんでも
僕の経済面までは♪」
「何云うちょるの、あたしとは
他人や無いやろ♪」(笑)
そうである♪
このアラフォーの歳上の香織姉さんとは、
何度か食事をして意気投合し、性的な会話を
するまでとなり、ホテルで肌を重ねるまでに
発展した仲で、事実上のセックスフレンドと
なった間柄である♪
眞は、金の無い貧乏学生であり、食事代や
ホテル代等の出費は、専ら香織の財布からで
、月に一度だけ眞が出し、其れが当たり前と
なっていた♪
「バイトもせん仕送りだけの
生活やったら当然ちゃ♪」(笑)
「僕は人と接するのが苦手で、
唯一、平気なのはかおさんだけで
すから♪」(苦笑)
「あたしが経営者やったら
雇っちゃるんやけど、あたし
も雇われの身やしねぇ♪」(笑)
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