エピソード 1

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     眞    と香織は    其の後、一度、眞の    安アパートに向かい、其の最中の会話で、    今宵は街で外食をしようという話しになり、    チャリを置いて最寄り駅へと歩き、Fタウン    の繁華街へと向かった♪     居酒屋で香織は酒を飲み、眞も未成年だが    香織に付き合って生ビールを注文した♪     此の居酒屋は未成年でも、大人の同伴者が    一緒であれば、それ程、厳しい規制は訴えて    来ない♪故に、対々、飲酒量も増え、香織は    かなり酔っぱらって、開放的となり其の口か    らは、淫語がバシバシ飛んで来る♪       「アハッ♪ おっぱい、敏感      なっちょう♪       触ってみい♪」(笑)     眞はヤレヤレと、仕方なく、店員に勘定の    支払いを促し、帰り支度を始めた♪        「かおさん、帰りますよ♪        ホラ、立って下さい♪」     代金は、八千円ちょいで諭吉1枚で賄え、    眞は香織のバッグから財布を取り出し、香織    の承諾を得て、諭吉を1枚抜き取って、ソレ    をレジ係に渡した♪     香織とは体の関係を持った仲ではあるが、    其れでも他人の財布から金を抜くというのは    気が重い♪     店側からすれば、誰の財布であろうが、代    金さえ支払えば問題は無い♪     勘定を済ませ、店を一歩出れば、其の客と    の接点は其所で終止符となる♪      「有り難う御座いましたぁ~♪」(笑)     店を出て、ネオン煌めく繁華街を歩き、眞    は香織を支えながら、暑い夏が終わったとは    いえ、未々、残暑が続く今宵の風を受けなが    ら、駅方向へと歩を進めた♪     道路を渡った正面には、安さの殿堂を訴え    る黄色い看板のディスカウントショップ♪        「なぁ~眞っちゃん♪        此処で見たい物有るんよ♪」(笑)     意味有りげに訴える香織♪     呆れる眞♪     今宵は何を見たいのかと、疑問を感じつつ    香織の腰をしっかりと支え、店内へと入り、    香織に目的階を尋ねた♪        「最初に2階♪        でぇ、次3階♪」(笑)     眞は、概ねの予想は付いた♪     酔っぱらった時の香織は、必ずド派手な下    着、透け透けのTバックパンツとか、普段で    は絶対着けられない、エロさ丸出しの下着を    見つけ、気に入るとソレを着けたまま、タグ    だけをレジに出し購入して、店を出る♪     店のレジ袋には、先程まで香織が身に着け    ていた下着類が入っている♪     荷物持ちは眞の担当で、多い時は両手でも    持ちきれない数となる♪     3階では香水やら、男には縁の無い物ばか    りを選び、此の店での代金と飲み代を重ねる    と、有に五万近い金が飛んだ♪       「大丈夫すか、こんなに買い物      して!?」        「あはッ、何、心配しちょる♪        此の後のホテル代、気にしちょ       るん♪」(笑)       「あッ、否、そ…そうじゃ…      なくて……」(汗)           「あはは、慌てちょる♪           図星やね♪」(笑)  
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