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まずは大学選び
大学や高校での交換留学とは違って、個人で語学留学するとなると、まず学校を選ばなければなりません。
韓国は大学付属の語学堂と民間の学校があります。
しかし韓国の大学すべてに語学堂があるわけではないようです。
民間の学校もそう多くはありません。
どんな学校が語学留学生を受け入れているのかと、インターネットで検索してみると、留学を斡旋している会社のホームページが出てきます。
カリキュラムや料金、授業の特色、校風、受験資格など、写真つきで紹介されています。
ただし留学斡旋会社のホームページには、学校の欠点は掲載されていません。
ソウルにある東国大学という大学に、TOPIKの受験の為に一回だけ行ったことがあるのですが、坂がきつかったです。
ソウルの中心地に突如小山が出現したような!!
まるで山をハイキングしてる感じ……
他の大学には行ったことがないので確かではないのですが、TOPIK(韓国語能力試験)の試験会場では建国大学が人気があって、その理由というのが坂がゆるやかだということらしいです。
建国大学も坂もあるし階段もあるのですが、他の大学も東国大大学みたいに坂がきついのでしょうか……?
東国大大学に留学しなくてよかったと、その時しみじみ思いました……
欠点ではなく長所なのですが、これも留学会社のホームページにはのってないことで、世宗大学の学食は安くておいしいそうです!
建国大学と世宗大学は近所なので、クラスの友達は食べにいってました。
私は最初民間の学校に留学するつもりでした。
ビザによっては取得して半年後にアルバイトができるものもあるので、もしお金に余裕があればビザを延長して、アルバイトをしながら勉強しようかと考えていました。
たった半年間勉強したところで、仕事に生かせるほどの韓国語を習得できるかどうか自信がなかったからなのと、韓国で就職してみようと考えていたからです。
そのためには研修ビザやワーキングホリデービザを持っていたほうが有利です。
ノービザから就労ビザを取るのはかなり難しいそうです。
研修ビザやワーホリビザを持っていても難しいことには変わりないのですが……
なのでカリキュラムに余裕があって、料金も安い民間の学校を選びました。(なんて名前の学校だったかはすっかり忘れました)
留学斡旋会社に民間の学校に留学することを伝え、見積もってもらいました。
しかしビザを取得したいとメールで送ったら、「民間の語学学校では修学ビザを取得できません。大学付属の語学堂のみです」と言われ、大学付属の語学堂に留学する運びとなったわけです。
民間の学校ではビザが取得できないなんて、この時は知らなかったんです……
韓国の大学に詳しくない私は、どの大学にしようかと悩んだ時、ふとファンである俳優の出身校が建国大学という大学だったことを思い出しました。
そして語学堂があるか調べてみたところ、建国大学には語学堂がありました。
その時なんとなくほっとしました。
もしなかったら、優柔不断な私はすごく悩んで、なかなか決められなかったかもしれません。
各大学の語学堂の授業には特色があって、例えば私が選んだ建国大学はTOPIK(韓国語能力試験)を受験することに重点をおいた授業をしますし、世宗大学は大学らしい講義をするとのことです。
延世大学はソウルの大学の語学堂の中でも、レベルが高いという噂をよく聞きます。
私はTOPIKを受験するつもりでいたので、建国大学を選んだのはちょうどよかったのかもしれません。
坂もゆるやかでしたし(笑)
ソウルの中心部からはなれているので日本語がつうじない環境も、韓国語習得にはかえっていいのかもしれないとも思いました。
必要に迫られればいやでも覚えられるかと!
さらに建国大学は年齢制限が60歳ですが、それ以上の年齢の生徒も受入ているようです。
付き添いの人と一緒に留学してきた日本のおばあさんもいました。
ツアーの日本人団体客もいました!
留学ツアーなるものがあるんですね……?
建国大学は広く留学生を受入ているようです。
受入条件は大学によって違うので、大学のホームページや留学会社に確認したほうがいいと思います。
変更になっている場合もありますし。
大学によっては留学生のためのページが用意されていて、言語を切りかえられるところもあります。
大学に留学するには、当然入学金と授業料を支払います。
それから書類を提出します。
これも大学によって違いますが、提出書類の中でたいへんだなと思ったのが、自己紹介書、研修計画書です。
韓国の大学に提出するのですから、日本語でもO.K.というわけにもいかず……しかし自分がどんな内容を書いたのか、何語で書いたのかはまったく覚えていません……
フォーマットは残っているのですが、自分が書いた書類は削除したか手書きで留学会社に郵送したのか、パソコンの中にも頭の中にもデータが残っていませんでした……
たぶん何語で書くべきか、会社に問い合わせして書いたのだと思います、たぶん……
入学金と授業料の振り込み、書類の提出は留学会社に頼みました。
留学生を受入ている大学は各ホームページから自力で申込できるようですが、他にも準備しなければならないことが山積みだったし、手続きをスムーズに進めたかったので、お任せしてしまいました。
半年間建国大学で韓国語を学んで、実際どうだったか。
私は建国大学に留学してよかったと思いました。
先生達とも同じクラスの友達ともなじむことができて楽しく授業ができたし(先生達はけっこう面白く授業をしてくれました)、初心者同然の私がいきなりTOPIK4級に合格できたのも、建国大学のおかげかなと思います。
個人差や相性があるので、私のように安直に決めずに、留学会社や経験者のブログや大学のホームページを読み比べながら、留学目的に合わせてじっくり選んでみてはどうでしょうか。
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