めぐり合い

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めぐり合い

その夜、近藤はあのバーでホットミルクを飲んでいた。そこにあの女性が来店して近藤の隣の空いてる席の隣に座って 「ヒナコ、羽田ヒナコこの街から出って探偵さんにお礼言ってたよ。感謝してたよ。貴方、信用できるのね。あ、私の名前は、東チサコって言います。今まで言わなくてごめんね。」と今さら言う。 近藤は河童の頭をかきながら「そうかい。しかし、俺は一体誰を尾行してたんだろ?」とまだ、あの話を引きずっていた。 すると、グラスを磨いていてマスターが 「もしかして、近藤さんに見つけてもらいたかったんだと思いますよ。」と一言。 近藤は、目をキランとさせて 「また、近藤さんって名前で嬉しいね。じゃあ、いっか!忘れよっと。」と言ってホットミルクを飲むと。 東が「切り替えるの早いね。」と驚きの顔をした。 近藤は「でさ、チサコちゃんさ、いつディナー行く?」と聞くと「やっぱし、名前を教えなきゃ良かったわ。」とうつむいて言う。 二時間ぐらいたって東チサコは 「じゃあね!またね!河童さんも。」と言うと 「もってなんだよ。」と言う。 東が帰って入れ換えに違う女性のお客が入ってきて、近藤の隣の隣に座ってカクテルを頼む。 チラッとその女性の横顔を見るととても綺麗ですぐに真っ正面を見直した。 すると、その女性が「元気になりました?」と聞いてきたので思わず横を見た。 すると、どこかで見たことがあるなと思ったとき近藤は「もしかして、看護師の静ちゃん?」と指をさすと。 その女性が「どうも、男前さん。」とニコッと笑う。 近藤は「うわー運命の再開だね。それにしても、私服の時も綺麗だね。」と誉めると 「ありがとうございます。」とハニカム。 近藤はさらに「何!俺を追って来たのかい?」と無い髪を掻き分ける。 静は「はい。あれ?確か探偵さんですよね?」と聞くと 「何か依頼でも?」と言うと 「はい。相談があるんですけど.....」と言うと 「勿論、オーケストラ!」とつまらないギャグを言った。
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