星に願いを…………?

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「うわぁ…………すごい」 見惚れてしまっていたが、言葉が返ってこないのを不審に思って隣を見やると、両手を握って目を閉じ、何かブツブツと言っている兄の姿があった。 それを見て、ハッとし、同じことをし、流れる星に早口で三回言う。 これでもういいかなと、目を開けて再び空を見上げるが、さっきよりも流れ星が多いことに気づく。それは空が見えなくなってしまうんじゃないかと思うほどに、多く。
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