第一話

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ブラックベアー「グルルルっ!!」 華島「出たな……ん……?」←刀を引き抜く 華島(意外と小さいな……。聞いた話だと2メートルは行ってるんじゃなかったか……? まだ子どもってことか……?) 華島「まぁいい」 ブラックベアー「ガァァァァァッ!!」 華島「スピードはまぁまぁだが……、僕の敵ではないっ!」 ザシュっ!! 華島「ふん、この程度か」 華島(だが、多分、目撃されたのはこれではない。2メートルにも届かないブラックベアーなど、腕利きではない素人でも倒せるほどの物だ。ならば……) 華島「お目当てはこいつじゃないってことか……。だとすると、どこに……」 ガサガサっ! 華島「っ! な……っ!?」 ブラックベアー「グルルルっ!!」 ブラックベアー「ガァァァァァ……!!」 華島(ブラックベアーが……数十体……だと……!? それに……それぞれが裕に2メートルを越している……! それに……) ブラックベアー「グルルルっ!」 ブラックベアー「グルルルっ!」 華島(囲まれた……か……。……だが!) 華島「一ヶ所を突破出来れば問題ない!」←ブラックベアー一体に狙いを定め、刀を振りかぶりながら向かっていくーーが ブラックベアー「ガァァァッ!!」 華島「なっ……!」 華島(左右のブラックベアーがこちらに向かって……!?) 華島「くそっ! 邪魔だ!」←刀を振るう ブラックベアー「ガァァァァァッ!」←刀をかわす ブラックベアー「ガァァァァァッッ!」 ブラックベアー「ガァァァァァッッ!」 華島「くっ……!」 華島(僕を囲ったブラックベアーが一匹ずつ僕に……! しかも、僕の攻撃をかわした瞬間に、次のブラックベアーが……!) ーーブラックベアーは統率力にも優れーー 華島(あいつの言葉……本当だったんだな……! だからと言って……) 華島「大人しくやられる僕ではない!!」
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