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あっきーと呼ばれた男性「おう! 元気いいな。俺は秋宮(あきみや)だ。よろしくな、詩方」
姫ちゃんと呼ばれたイケメンのオカマ「あたしは姫野(ひめの)よぉん。よろしくね」
草薙「二人はうち主力メンバーなんだ。……まぁ、うちの従業員はみんな、主力なんだけどね。で、あともう一人いるんだけど……」
中性的な声「ただいま帰りーーゲッ。……ちょっとまたぁ? 秋宮さん!」
草薙「……ちょうど帰ってきたね」
詩方「あ……」
詩方(中性的な顔立ちの人だ。男の人とも取れるし女の人とも取れる……。でも、スーツ着てるし、男の人かな? それに)←腰にぶら下げてる刀を見る
詩方(得物……俺と一緒……)
スーツの男性「……って、あれ? 草薙所長。その人は?」
草薙「あぁ、前に話しただろう? 今日からここで働いてくれる、詩方君だ」
詩方「は、初めまして! 詩方と言います!」
スーツの男性「ああ、あの。初めまして。華島(はなじま)だよ。よろしくーー」←詩方の腰にぶら下げてる刀を見る
詩方「よろしくお願いします!」
華島「……お前……刀を使うのか……!」
詩方「え? あ……はい……。そう言えばあなたも……」
華島「……だが、まだそうと決まった訳じゃ……、いや、でも……(ブツブツ)」
詩方「?」
草薙「……。あ、そうだ! 華ちゃん。これから詩方君の教育係お願いしてもいいかな?」
詩方「え?」
華島「っ!? はぁっ!? 僕がですか!?」
姫野「今まで、この子の下で直接、教えたことなかったし、いいかもしれないわね」
華島「何言って……!」
秋宮「それに同じ得物だし、色々と共通点もあるだろうし。割りと気が合うかもしれねぇぞ?」
華島「そんな訳……! ってか、草薙所長! あなたがやればいいじゃないですか! こう見えて僕、あちこち行くので忙しいんですよ!?」
草薙「僕だって所長として、色々と忙しいんだよ? それに、あちこち行くので忙しいなら、詩方君も連れていって、直接、やり方を教えてあげなさい。はい、これでこの話はおしまい。あっきーと姫ちゃんは後で報告書ちょうだいね。じゃ」
華島「ちょっ……! 草薙所長!」
秋宮「……ま、観念するこった」
姫野「意外と楽しいかもよー? 新人教育」
華島「っっっっ!!」
詩方「えと……! 華島さん」
華島「なんだっ!?」
詩方「お、お世話になりますが……よろしくお願いします……」
華島「っっっ!! あー、もうっ!! 分かったよ! やるよ! やればいいんだろ! 思い切り使い走ってやるからな!? 覚悟しろよ!」
詩方「は、はい!」
詩方(とんでもないことになってきたな……。やっていけるのかな……)
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