狐の話

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 朝になり、私たちはすっかり仲良くなった。  家屋に向かい、住人に嘘を言った。 「無事祓いました。もう心配ありません」  住人は夢現であったが、お礼は言ってくれた。 「有難う。報告にしっかり来たってことは、本物のようだ」  狐さんも横にいたが、怪異であるから一般の人には見えない。  私たちはすぐに村を出て、陸奥の他の村へと向かうことにした。  旅は続く。
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