デイドリーム・ビリーバー

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私達は何処かへ向かってて、それは地球より住みやすい実り豊かな楽園かもしれないし、全ての物を無に帰する、ブラックホールへ吸い込まれてるのかもしれないな。 なんにせよ。 私達は新天地を目指します。 今までサンクス。 おつおつ地球。 華達の関係も逆だ。 誰も傷ついちゃいない。 放課後、あそこで三人は逢瀬を重ねてた。 凛々花がタチで、早苗と華はネコだ。 そして、華はドMだ。 蹴って縛って欲しいんだ。 三人みんな、愛し合っている! 最終的に華を放置プレイして、暫くしたら助けるつもりだったんだと思う。 けれど大事になってきて、タイミング失って、三人とも言い出せなくなってしまったんだ。 しっくりきた! 手紙の内容を思い出す。 『もし犯人がわかったのなら、一番最初に教えて欲しい』 ドMならではの発想だ。 きっと羞恥プレイを望んでる。 うわ。なんかエロい! ゴキっと重いものに当たって首が変に曲がった。 視界が変わる。 私の部屋が逆さまだ。 違った。 ベッドから逆さに落ちて、顔を床に押し付けてる。 清志郎が歌ってる。 ずっと鳴ってるスマホのアラーム。 デイドリーム・ビリーバー(白昼夢を信じる者)。 そして思い出した。 そう。 私は夜叉子(やしゃこ)。 近藤夜叉子だ。 事件を白昼夢で捜査する。 名探偵だ。 END
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