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ジャスミンのおしり
「大丈夫でございますかっ? セージおぼっちゃま!」ジャスミンが入ってきた。
俺はもうヒップティー家の子じゃないのに、ジャスミンは俺のことをおぼっちゃまと呼ぶ。十六年間そう呼んでいたからもう直せないらしい。俺もなかなかお父さんって呼べない。義父&師匠だけど、ジャスミンはジャスミンだ。
十六年前、ヒップティー家の門の前で俺を拾ってくれたのはジャスミンだそうだ。命の恩人だ。七十過ぎてるからお祖父ちゃんみたいなもんだ。
「ジャスミーン! 早く俺のズボン上げてー」
「あああ、セージおぼっちゃまのソーセージが」
「そういうこと言うなー!」
ここの家は下品な奴らばかりだ。
「うるさいわねえ。何の騒ぎ?」今度はローズお嬢様の母上、アップルティー様が来た。
「あら、どうしたのセージ! おしり丸出しじゃない!」
「奥さまッ!」
アッサム様が説明する。
「ローズがセージのズボンを脱がして遊んでたんだ」
「ええっ? ローズ、ホントなの?」
「だってセージのプリケツ触ってみたかったんだもーん」
「なんてことを! ローズおしおきよ!」
パシンパシン!
「いたーい! お母さまやめてー!」奥様におしりペンペンされてる。
「何言ってんの! 悪いことしたからおしおきよ!」
パシンパシン!
いい音がする。
「だってプリケツにスリスリしてみたかったんだもーん!」ローズお嬢様がわめく。
ジャスミンが「ローズお嬢様、プリケツでしたら私のおしりをどうぞ。自信があります。」と言ってお嬢様に背を向けてズボンを脱いだ。
プリンッ
「んまあっ! ジャスミンったら! いいおしり!」お嬢様が頬を紅潮させる。
「ピカピカねー!」奥様も驚いている。
「ええ、ヒップティー家で一番動いているのは私でございますからね。いいおしりになりますよ。ホッホッホ」
「ツンツンしていーい?」
「はい、もちろん」
ツンツン
プリリンッ
「「いいおしりねー!」」
なんだこいつら。
早く俺のズボンを上げてくれ。
おしまい
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