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「なんで・・・」
翌朝目を覚ました太陽は衝撃的なものを目にした。昔咲夜にもらった白い薔薇が開花していたのだ、しかし、それは予想と全く違った、白の薔薇ではない、咲いたのは青い薔薇だった。
「いや待てよ、なんで、なんで白い蕾から青い薔薇が咲くんだよ!!??」
「太陽朝からうるさいわよ」
母に注意されてしまった、とりあえず咲夜に聞くのがいいだろう、ひとまず落ち着いて学校へ向かった。
「よかった、ちゃんと青色になったんだ」
青い薔薇の花言葉「夢かなう」「不可能」「奇跡」「神の祝福」もう一度会うことが出来たら青い薔薇が咲くようにしていたらしい、しかし、咲夜と別れてからふと思った
「じゃあ、最初から青い蕾にすればよくね?」
なぜ蕾を白くしたのか、帰ってからもう一度薔薇を見ると今度は赤色に染まっていた。大急ぎでパソコンを開き薔薇に着いて調べる。出てきたのは白い薔薇は蕾と咲いてからでは花言葉が異なると言うこと、白い薔薇の蕾花言葉は、
「少女時代」そして
「恋をするには若すぎる?」
今は赤く染まっている薔薇、赤い薔薇の花言葉は「あなたを愛してます」「愛情」「美」「情熱」「熱烈な恋」
「そっか」
この一輪の花は彼女の願いや心を表している、青い薔薇が咲いたのは、自分が太陽に会いたがっていた願いつまり夢がかなったから、白い薔薇だったのは、太陽の事が好きだったでも自分は若すぎて好きだと言えなかったから、赤い薔薇になったのは、今でも太陽の事が好きだから。
「俺も、お前しか思ったことねーよ」
明日伝えよう、咲夜の思いを知ったことと、自分のこれまでの思いを。
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