02-3.後

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 言葉にならないので、なんとか首を縦に振ってこたえる石原に 「もうちょっとだからな」  優しく慰めるように真が言った。  指をゆっくりと押し進める。  やがて、 「あ、うぅ、ぁぁぁぁ!」  真がそこを捜し当てると、石原が目を見開いて声を上げた。 「や、すごっ……そこっ……!」 「いいだろ、ここ」  真の指が根元ほど沈むその先に、石原の感じる部分があった。  指で押し上げるようにゆっくりとそこを撫でると、 「は、はぅあっ……! や、イ、イく……!」  石原が焦ったように声を上げた。 「イっていいよ。この状態、一回イった方が、陸裕もラクだろ?」  真は言うが、 「や、ぁ……!」  石原が震える腕で、挿入している真の腕を掴んだ。  はあはあと息を吐きながらも、腕を制して離さない。 「陸裕?」  やっと動きを停めた真に、 「真……さん……の、で」  息も絶え絶えに伝えると 「俺の、で?」  真が聞き返した。
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