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言葉にならないので、なんとか首を縦に振ってこたえる石原に
「もうちょっとだからな」
優しく慰めるように真が言った。
指をゆっくりと押し進める。
やがて、
「あ、うぅ、ぁぁぁぁ!」
真がそこを捜し当てると、石原が目を見開いて声を上げた。
「や、すごっ……そこっ……!」
「いいだろ、ここ」
真の指が根元ほど沈むその先に、石原の感じる部分があった。
指で押し上げるようにゆっくりとそこを撫でると、
「は、はぅあっ……! や、イ、イく……!」
石原が焦ったように声を上げた。
「イっていいよ。この状態、一回イった方が、陸裕もラクだろ?」
真は言うが、
「や、ぁ……!」
石原が震える腕で、挿入している真の腕を掴んだ。
はあはあと息を吐きながらも、腕を制して離さない。
「陸裕?」
やっと動きを停めた真に、
「真……さん……の、で」
息も絶え絶えに伝えると
「俺の、で?」
真が聞き返した。
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