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────ん?ここは一体……
気が付くと俺は見知らぬ部屋にいた。
何処だここは?
部屋って言うか……広いな、学校の教室くらいはあるか。なぜか手にはペンが一本。
『……あれっ?ここは……?』
『……おおっ!?なんだこりゃ?』
声が聞こえて振り向くと、俺の他にも人がいる。全部で……10人も!しかしみんな知らない人ばかり。全員、今の状況が飲み込めていない様だ。
四面を囲む白い壁の一つに大きなモニターがあって、その下に箱……いや、あれはポストか?他には窓一つない。
その床に俺達は座っていて、周りには……
なんだこれ?
大量のハガキがばらまいてある!?
ちょっと待ってくれ。いろいろおかしいだろ。何より……
何より、俺は事故で死んだはずだ。
みんながざわつく中モニターのスイッチが入り、画面にまるで天使の様な美女が現れた。
『皆様、どうぞお静かに。只今よりご説明させていただきます。
なお、説明が終わるまで皆様は自由に体を動かす事は出来ませんので、ご理解とご協力をお願い致します』
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