知り合った経緯(いきさつ)

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車から外に出ると、雑木林の地面は枯れ葉でいっぱいだった。踏みしめるとカサカサと乾いた音があたりに響く。私達は急いで身を隠そうと回りを見渡した。すると幸いにも少し入った所に、ちょとした木陰を見つける事が出来た。 私はそこで静江さんをそっと抱きしめた。 静江さんも私に体を預け互いに強く抱きしめ合う。どちらからともなく自然とまた唇を重ね舌を激しく絡めた。次第に強い一体感が二人を包み始め(もっと強く、もっと濃密に一つになりたい・・)という思いが心を徐々にシンクロさせ始めた。 私は唇を離すと静江さんの両肩を押してしゃがむように合図した。彼女もそれが何を意味するか分かったようだ。 静江さんはひざまずき私のズボンの下腹部の部分に顔を近づけた。始めは少しだけ触れ、そこを探る様に触っているだけだったが、やがてファスナーに指を掛けると下に降ろし始めた。
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