知り合った経緯(いきさつ)

16/21
前へ
/46ページ
次へ
風もなく静かな雑木林の中ではファスナーを下ろす音さえ辺りに響く様だった。社会の窓から華奢な静江さんの指がなれない手つきで私のモノを外にとり出す。 反りかえった一物が月灯りに照らされ静江さんの顔の前でビクンビクンと脈動する。その光景はこの世のものとも思えないほど猥褻だった。しかし同時にとても甘美な光景にも思えた。 静江さんはその一物を食い入る様に見つめていたが、やがて目をつぶると両手を少し添えて鈴の様なその先端をそっと口に含んだ。そして舌の先で鈴の周囲を舐め始めた。とたんにとろける様な快感が下腹部に走る。しかもしばらくすると、今度は舌先で陰茎の裏側から鈴の裏側までを丹念に繰り返し繰り返し舐め始めた。 静江さんがこんな雑木林の中で私の一物を咥えてくれた。それだけでもうイキそうなくらい興奮を覚えていたが、そのテクニックは私を少々驚かせた。 (静江さん・・どこでこんなテクニックを・・) つま先から脳天まで得も言われぬ快感が駆け巡り始めた。
/46ページ

最初のコメントを投稿しよう!

46人が本棚に入れています
本棚に追加