知り合った経緯(いきさつ)

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私は右手を静江さんの脇腹の方から花びらの方へ回し、クリトリスのありかを探した。さぐる様に中指でその辺りをまさぐっていると、やがて硬くなったそれを見つけた。 静江さんの花びらからあふれ出る、愛の蜜を指の腹に付ける。そして円を描く様に優しくそこを刺激する。 「ああっ・・ダメぇ・・ゆるして・・そこは・・」 静江さんの懇願する様な声が漏れる。しかし、私はかまわ刺激を続けた。 「イヤよ・・ダメぇ・・イクっ・・いっちゃう・・」 静江さんの声が大きくなる。そしてその刹那、私の中でも快感曲線が一気に上昇し始めた。そしてスピードを速めて静江さんを突き続けた。 1分・・2分・・私の肉の鈴がビクンビクンと脈動し、途切れ途切れに白い液体を吐きだした。私はそれを静江さんのもっとも深いところに届けたくて腰を強く密着させた。(ああ・・静江さん・・たまらない・・)私はすべてを中に注ぎ込んだ。 私達は絶頂の余韻をたのしむ様に交わったまま口づけ交わした。それはまるで時間が止まってしまったかのような不思議な空間だった。私は甘美なそのひとときがいつまで続けばいいと願った。
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