静江さんの日記1

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もう、これから残された時間を好きな様に生きていいのだし、自分の責任で好きな男と何をしたっていいのだ。歳をとってからこんな悦びがあったなんて知らなかったけど、現実に起きた事なのだし、今後は自分の欲望に素直なって大いに楽しもうと思う。 ところで、さっきお風呂場で自分のアソコの毛を剃った。今度橋本さんと逢う時までに彼にそうしてくる様に言われたのだけれど、小説でも栄子は島津に言われて常にアソコの毛を剃っていた。しかもそうして剃ったままパンティもはかずに島津と逢うのだ。 この前私もパンティをはかずに橋本さんと逢ったけれど、実践してみるとその快感が病みつきなってしまいそうになるくらい興奮した。 スカートの下に何もはかず、街を歩き、電車に乗って、橋本さんと落ち合って、食事して、ストッキングさえはかずにそうして数時間を過ごすと、まるでエッチな自分、変態的な自分を世間の人に分からない様にコッソリと晒しているみたいで・・、体の芯の方から、じわじわとした切ない欲情が湧き上がってきて、何とも言えないM的な快感を味わった。そんな事で・・、と思われるかも知れないけれど、とても感じてしまった。
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