静江さんの日記2

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静江さんの日記2

○月某日(○曜日) 指定されたマンションの部屋のドアを開けると先に来ていた橋本さんが玄関に出迎えてくれた。「よくきてくれましたね」と言って優しく私の手を取る。 エスコートされながら部屋の奥に進む。ワンルームの部屋はそう広く無ないがコンクリートの打ちっぱなしの壁に小さな書架がしつらえてあり古い洋書や小さな観葉植物が置かれている。 奥には黒いシーツの掛ったダブルのベットがありその手前に本革のダークブラウンのソファセットが置かれてる。部屋の灯りは間接照明だけで窓のカーテンは遮光になっているのか、まだ昼間だと言うのに真夜中の様な雰囲気だ。 ベットの手前のソファに身を沈めると緊張がほぐれますからと言って勧められたロゼのワインを少しだけ口にする。しばらくするとそのワインが効き始め、気だるい感覚が体に拡がり始めた。 私と向かい合わせに座った橋本さんの目線が私の体を舐める様に見つめいる。胸元の第一ボタンをわざと開けたブラウス。そこからはブラが容易に見えるはずだし、ミニのスカートの太ももと太ももの間の三角州からはその奥が見えてしまっているかもしれない。(例によって今日も何もはいていない) 自分がこれからどんな事をされるのか?どんなにいやらしいく快楽に満ちた体験が出来るのか。もし本当に小説の様な事をされるなら・・・。そう思うと淫らな期待と緊張でドキドキがおさまらない。正直な気持ち見つめられて私は自分から少し足を開いてしまいたい衝動に襲われた。
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