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斎藤さんは今だとチューリップかしら?と言いながら花束を作っていく。
そのそばでさっきの女の人がアシスタントで付きながら花束を作る様子を見ていた。
出来上がった花束を見て瞳を輝かせていた。
斎藤さんは「神宮寺さんは、毎月、亡くなった大切な人の為に花束を買っていくのよ。その時はその季節に人気のある花を使うのよ、覚えてね」と教えていた。
花束の料金を払い、店を出るとき斎藤さんが女の人をそばに来るように言い「この子は私の姪っ子で茉莉って言うの。店の手伝いをお願いする事になったからよろしくね!」
姪っ子の茉莉は、「よろしくお願いします」ふんわりと可愛らし笑顔を見せていた。
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