魔王と暴君、ハムスターとワンコ。【完】

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 【おまけ】 「俺も旦那さん自慢大会をしたいな。御割さん、どうだろう」 「は? 俺は結婚してねぇから嫁も旦那もいねぇよ」 「(あんな夫夫漫才を繰り広げておいて……?)……! ツンデレか」 「どうしてそうなったか俺にわかるように説明してみろ大河」 「ツンデレなのか、お前の嫁は」 「くくく、お生憎様。まだ落としてないんでね。ま、落としてなくても抱けますよ。散々焦らして自分から挿れてって言わせれば合意ですし?」 「それ、オワリが泣くだろ?」 「泣きますねー。俺は容赦しないんで、お願い触ってぇって泣きます」 「! ……アリだな」 「アリでしょ?」  ゾクゥ……! 「な、なんか寒気すんだけど、ここ暖房効いてんのか……?」 「寒いのか? ならこれを羽織るといい」 「どこから出したンだ!?」 「ふふふ。召喚魔法という、ゲームのアイテムボックス的な魔法があるんだ」 「(……つか、なんで成人男性がポップな犬柄のブランケット愛用してんだ……?)」 「──で、目隠しするとなかなかイイぜ。見えてないから、説明してやるとかなり乱れる。あと上に乗らせるのは最高だ。前自分で扱かせながら腰揺らしてんのをだな、下から観察すんだよ」 「あぁ、それは最高だわ。嫁さんだと幅広がっていいなぁ……先輩は強情だから、うまく誘導しねーと騎乗位はたぶんしてくんないんですよね」 「そこはお前、イクギリギリで頼めばいいだろうが。まあ、うちのは頼めばなんでもしてくれるけどな。ふふん」 「(すっげぇドヤ顔。嫁さん関連わかりやすいな。魔王様)」 「実は乗らせてる時、イイトコロにあたらねぇように密かにずらしたりして、もう動いてくれって言わせんだ。内緒だぜ?」 「へぇ。マジでいい趣味してますよねぇ。全然アリ。じゃあ潮吹きとかさせたことあります? 癖にさせたら毎回頭ぶっとびますよ。素質はあるし多少下準備もいりますけどね」 「? なんだそれ」 「耳貸してみ?」 「よし。……は!? ……お、おぉぉ……! なるほど、悪くねぇ、悪くねぇぞ……」 「ね?」 「クックックック……! ますます気に入ったぜ。お前とオワリ、ディナーに招待してやるから、今日は泊まっていけ。……ミハジメ、獣人化薬をやる。尾と耳の感度が上がるから、ソコで仕留めやがれ」 「くくく、どーも。じゃ、そういうことで……今後ともヨロシク。ね」 「フッ。魔法関連ならなんでも手を貸してやるよ。俺にできないことはねぇ」  ゾクゾクゥ……ッ! 「! お、俺も寒気がしてきたぞ……」 「! テメェもか……ってことはこりゃ、あれだな」 「そうだな、あれだ」 「「風邪だな……今夜は早めに寝ないと後々仕事に差し支える()……」」  了
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