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 核以外の全てがゲル状の物質で出来ているスライムだからか、とにかく痛いと聞いていた『初めて』は最初のズキリとした痛覚以来、痛みを抱くことはなかった。お母さんが言ってたことは嘘だったのかなと一瞬思うも、結合部から次々と溢れ出す真っ赤な血を見てすぐに私がおかしいのだと考えを改める。だってそうじゃなきゃ今頃悶絶していてもおかしくないのに、私が今感じているのはひたすらにキモチイイという未知の快感だからだ。 「ちょっと、血!! 血ぃ、いぃー!! 出てるからぁ!!」 「なんか膜みたいのが邪魔だったから破ったんだけど、そこから出血しているみたいだね。命に関わる傷じゃないと思うよ。」 「命とかそういう問題じゃ、ひぎゅ!! あぁあん!!」  スライム液と血液が混ざりあい、潤滑性に優れたミックスジュースが私の膣内(なか)でできあがる。外からはプチュプチュ、内からぬりゅぬりゅと卑猥なコーラスをかき鳴らしながら私の精神を徐々に侵食してくる。もしこのまま飲み込まれたら、私はこいつに魔力を好き放題食われてしまう。これからのことを考えると被害は最小限に止めておきたい私は、次々に沸き上がる快感を必死に拒絶する。 「!? きゃあっ!! 何てとこ触ってっ!! つぅ!!」  突然スライムは二本の触手を伸ばしてきて、ケープの上から円形に浮き出る乳房に覆い被さってくる。すぐに浸透させてきて、服を着ているのにヒヤリとしたゼリーの感触を覚える。ゼリーはすぐに乳房を覆い尽くし、果実一杯に詰まっているであろう汁を吸おうと一心不乱に揉みしだき始める。 「…あれ? 全然出てこない。なんで?」 「当たり前でしょ!! 私初めてだったのよ!! 乳なんて…出る訳ないじゃない!!」 「それは嘘だよ。キミ達ニンゲンはホニュールイってやつなんだろ? 乳で育つ生き物がミルクを出せない訳ないじゃないか。」 「だからそれはっ!! あぁ!! やめ、やめてってば!! 出ない、からぁ!!」  魔力が籠る母乳を何としてでも絞りだそうと、スライムは乱暴に乳房を揉む。強すぎる愛撫により捻り出されたピンク色の若芽を、咀嚼(そしゃく)するかの様にキツく摘む。じゅるじゅると吸い付く無駄な行為は瞬く間に新たな火をつけ、加速度を増して沸き上がる快感に私は身を捩ることしかできない。  三ヶ所に及ぶ私の弱いところは互いの感覚をリンクさせ、すぐに身体に淫靡な変化をもたらす。アソコを突かれれば胸が張り、その胸を揉まれれば乳首が充血し、その頂芽を食まれれば膣内が締まり、粘膜をより深くなぞるむず痒い一突きに変わる…終わりが見えない無限淫獄に私のキャパシティはついに限界を迎える。
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