動き出す気持ち

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 朝の6時…  ハルヒはジャージ姿で家を出る。  冬の朝の研ぎ澄まされた空気が、少し身に染みる。 ハルヒ「寒っ!このまま走ったら体に悪そうだな、ちゃんと準備体操しよう。」  ハルヒはアパートの階段を降り、ゆっくりとストレッチを始めた。 環「おはよう。」  振り返ると環が立っていた。 ハルヒ「環先輩!おはようございます。」 環「ちゃんとストレッチしなきゃな、いや~それにしても寒いなー。」  環はアキレス腱を伸ばす体操をしながら言った。 ハルヒ「環先輩、なんだか楽しそうですね。」 環「楽しいよ(ニコッ)」 ハルヒ「………!!」 環「ハルヒ?」 ハルヒ「え?あ、すみません!なんでもないです、じゃあそろそろ行きましょうか。」 環「そうだな、行こう。」  二人はゆっくり走り出した。 環「たまにはこんなふうに体を動かすのも悪くないな。」 ハルヒ「そうですね、体育の授業とは違う感じですしね。」 環「けど、正直ハルヒがここまでするなんて思わなかったぞ?」 ハルヒ「そうですか?」 環「ハルヒ少し変わったな。」  環はそう言うとハルヒを見て優しく微笑んだ。
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