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ある日の部活終了後。
鏡夜「ハルヒ、少し話しがあるのだが、準備室に来てくれないか?」
ハルヒ「えっ?はい。」
鏡夜「準備室で少し待っていてくれ、人に聞かれたくない話しだから、俺はみんなが帰ったのを確認してから行く。」
ハルヒ「わ、わかりました。」
いつになく鏡夜の様子が真剣なので、ハルヒは緊張した面持ちで準備室へ向かった。
鏡夜「待たせたな。」
鏡夜が準備室にくるまでにそんなに時間はかからなかった。
第三音楽室を静けさが包み込んでいる。
ハルヒ「先輩、お話しって何ですか?」
鏡夜「最近、お前と環の様子がおかしいんでね、まぁ大体原因には察しがつくが。」
ハルヒ「そ、それは……。」
鏡夜「どうした?今回は否定しないんだな。」
ハルヒ「やっぱり、先輩から見てもおかしいですか?自分でもよくわからないんですけど、イライラするんです、ふざけている環先輩をみると。」
鏡夜「なるほど、お前は気付き初めているんだな。」
ハルヒ「何にですか?」
鏡夜「お前の中にある『無自覚な感情』にだ。」
ハルヒ「言っている意味がよくわかりません。」
鏡夜「つまり、こういう事だ。」
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